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急速に進む海外先進国における現地生産~島田雄貴ITジャーナル

2017-06-12 4 Dailymotion

IT業界・通信業界の歴史を振り返る~島田雄貴ITジャーナル

<1989年の報告>

「急速に進む海外先進国における現地生産」

現在急速に進展しつつある日本メーカーの海外現地生産は、開発途上国での輸入制限に対応した過去の現地生産とは次の2点で性格が異なる。

欧米先進国における現地生産であること。

その生産規模もそれぞれ年間20万台を超える本格的量産水準であること。

北米においてはほとんどの日本乗用車メーカーが生産拠点を現在稼働させており、1990年代半ばの日本メーカーのアメリカにおける生産能力は170万台を超え、カナダまで含めると200万台を超えることになる。

この規模は、日本の全世界に向けた1989年現在の輸出台数のほぼ半数に匹敵する。

ヨーロッパにおいても、日産がすでにイギリスで年間8万台の乗用車を生産している。

このイギリスではトヨタも1995年には20万台の生産を計画しており、ホンダもローバーへの生産委託に加えて、トヨタと同規模の現地生産を計画中である。

マツダも西ドイツでフォードとの合弁生産を発表しており、その他の日本の乗用車メーカーもヨーロッパでの現地生産計画を公表すると思われ、いずれ日本メーカーによる乗用車現地生産はヨーロッパ全体で100万台を超えると思われる。

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