台湾は5月12日(月)、屏東の九鵬基地で行われた「サンダー(雷霆)演習」において、M142 HIMARSからM30/M31ロケットを初めて実弾発射しました。
この演習では、中国人民解放軍海軍の上陸部隊に対する大規模な反撃をシミュレーションしました。
訓練中、台湾軍は射程70〜94kmのGMLRSロケット弾33発を発射し、上陸部隊を模した標的を攻撃。HIMARSの実戦配備は台湾軍にとって初めてであり、迅速な対応能力と抑止力の向上を意味する重要な一歩となります。
さらに台湾は、米国から中国本土沿岸を射程に収めるATACMS戦術弾道ミサイルも新たに受領しており、防衛戦略の深度を一層強化しています。
出典・画像:台湾国防部|X @MilitaryObs2222