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This is a work by the students of Japanese art design school "Bunka-Gakuin".
"Bunka-Gakuin" founded a school in 1921.
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文化学院 総合デザインコース アニメーションⅠ 学生作品より 「Erik Eric」 (Ntsc 16:9)
――エリック・サティの生涯を「複製技術」を利用し、詩的に綴った作品。作曲家としてのサティは有名だが、むしろそれ以外の部分にスポットをあてているという。絵を1枚1枚手作業で切り抜き、手動(肉体・勘)で動かすスタイルは、歌舞伎のテグスや、日本の紙芝居の元祖である江戸「立ち絵」、アニメーション初期の仕掛け(立体)絵本や印刷玩具などを思い出させる。カメラとフィルムによるアニメーションが誕生する以前、私たち人間は、パーツ化された絵を手動で動かしていたことを忘れてはならない。スタンダート(4:3)とワイド(16:9)双方を自在に繰る演出や、自然反射による入射光にも注目。冒頭、手のひらのような影が一瞬紙の上を横切る「粋」も心憎い。デジタル化されたあとの映像界では、切り紙の「ゆらぎ」や、手動マルチによってできた「影」が「テクニカルミス」でも何でもなく、いかに人間にとって心地よいものであるか。※初のアニメーション制作。(担当講師/原田)